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理論と事例でわかる自己肯定感 (第2版)を読んだ。

2022/01/25

どうも、自己肯定感が虚無虚無プリンな@yu_kgrです。

最近、どうも自己肯定感が下がっているように感じており、
息苦しさを感じていたため積ん読状態になっていた本書を読み漁ってみました。

ちなみに表紙は可愛いイラストですが、中身は文書で一杯です。
もうちょっと漫画とか図とかあったりするのかと思ってました \ダマサレタ!! /

ざっくりと3行でいうと

  • 「自己肯定感とは何か / どうすれば向上するのか」までの解説がわかりやすい
  • 自己肯定感を丁度よい状態で保つための考え方が学べる
  • 「とある人物の事例紹介を通して、その人物の自己肯定感がどう変化したかの要因分析」が面白い

この本の紹介

本書は「自己肯定感」というものを「理論(心理学)」と「実践(事例紹介からの要因分析)」で自己肯定感はどのようなもので、どういった要因によって向上・低下するのかをわかりやすく解説した書籍です。

前半は

  • 自己肯定感を構成する"とても良い"気持ち、"これで良い"気持ちの解説
  • 関連する"やればできる気持ち" の解説
  • それらが低い場合にどういった行動・思考をになるか?

それらを解決するにはどう対処すればよいか を解説。

後半では、何人かの人物事例を通しつつその人の自己肯定感の変化をわかりやすく分析しつつ前半の内容を振り返っていきます。

また、巻末に自分の自己肯定感をセルフチェックすることができるコンテンツが用意されています。

読者対象としては、
下記の要素にピンと来る方は参考になる内容があるかと思います。

  • 褒められても嬉しく感じない / 素直に受け止められない
  • 自律的に物事が決められない / 周りに合わせてしまう
  • やる前からうまくいかないと思う / 気分が落ち込みやすい
  • おそらく自分は自己肯定感が低い / そもそも自己肯定感とはなんなのか知りたい

この本の3つのポイント

「自己肯定感とは何か / どうすれば向上するのか」までの解説がわかりやすい

自己肯定感というのは、心理学では「自分自身を自ら価値あるものと感じる」ことである。

という説明から始まり、自分自身を自ら価値あるものと感じるためには 「とても良い(very good)」 と思う気持ちと 「これでよい(good enough)」 と思う気持ちが必要で、

  • 「とても良い(very good)」 気持ちは「周囲との相対評価」で「自分が行った行動に対して、得られた結果が自分の期待値を上回った場合」に向上する

  • 「これでよい(good enough)」 気持ちは、「自分らしさ」を大事にする気持ちのことで、小さな成功体験や、損得勘定が発生しない身近な人に受け入れてもらう事で、この気持ちを向上する

などについて、例え話を交えてわかりやすく説明しています。

自己肯定感を丁度よい状態で保つための考え方が学べる

じゃあ、どちらの気持ちもカチあげればええんや!!となってしまいそうですが、
「どちらの気持ちも上げすぎると現実的な判断ができなくなり、無謀な行動を取ってしまう」と本書では説明しています。

???「猪突猛進ンンンん!」って感じですね。

また、とても良い気持ちだけを引き上げた場合は、「周りに嫉妬したり、否定的になったり、見下してしまう / 頑張り続けていないと安心できない」などと思ってしまうようになり、

これで良い気持ち が足りない場合は「自分のことが好きだと思えない / ありのままの自分を周囲に見せると落胆されたり、嫌われるのではないか」という風に思ってしまう傾向があるようなので、

詳細は省きますが、下記の順で計画的に気持ちを整えていくと良いそうです。

  1. まずは「とても良い気持ち」をちょっと上げる
  2. 次に「これで良い気持ち」をちょっと上げる
  3. 両方の気持ちをほどほどに保つ

「とある人物の事例紹介を通して、その人物の自己肯定感がどう変化したかの要因分析」が面白い

後半の事例紹介では、3-4名ほどの登場人物が各々自分語りを始めます。

  • ???「小学生のときは、家庭環境はオワコンだったが勉学においてはクソ優秀で医者になるんやな・・・って思ってた」
  • ???「中高余裕かましてたら、成績オワコンになったがズッ友たちと一緒にいることが楽しくて、なんとかなるさって感じ」
  • ???「浪人したンゴ。医者どころか大学に入れなさそうで色々やばい。ズッ友ともなかなかあえなくなった。オワタ」

こんなストーリーを見ながら「自己肯定感がこのタイミングで3ポイントから、2ポイントに変わった事が考えられますが、ここで○○があったことでー」みたいな解説を通して、前半学んだ内容を振り返ることができます。

「あっ、なんちゃらゼミでやったやつだ!」現象を体験できる章ですね。

唐突にポイントが登場しましたが、これは巻末の自己肯定感をチェックできるシートで測定することができます。

まとめ

自己肯定感が低いことで起きる現象あたりを読んでいて 「あー、あー😩(わかる)」 と、わかりみのバケモノと化してしまいましたが、巻末のチェックシートをやった結果、案の定自分はどちらの気持ちも低い状態でした(ノビシロォ!)

取り急ぎ、自己分析した感じとしては、「己が求める結(願望)が高い」かつ、「複数の目標・結果」を追い求めている・・・という状況を繰り返していたため、結果として失敗体験が増えてしょぼくれている感じなのかなと思った次第。

まずは、自分の中での目標のハードルを下げて、ひとつに絞って成功体験を得ることで「とても良い」気持ちをあげる所から、自己肯定感を上げていくチャレンジをしていきたいと思います。

  • 別途 今年はコレに挑戦するぞ!みたいな目標エントリを書こうと思います(願望低めで)

あと、今回読んだ内容をちょいちょい見直さないと忘れそうなので、
自分用に要約した内容を、そのうち投稿したいと思います。